2012年7月30日月曜日

『ナイルに死す』アガサ・クリスティー

アガサ・クリスティーの作品。
面白かった。一見無関係だけど、色々な思惑で登場人物みんながつながってる部分とか、なんとなく、『オリエント急行の殺人』にも通じる部分があるのかなぁと思ったりもする。
結末は、少なからず意外性があって退屈しなかった。

『桐島、部活やめるってよ』朝井リョウ


口では言わなくても、自分のランキングははっきりと自覚してる。とりあえず、ダサいかダサくないかでふるいにかける。
特別面白い話でもなく、そもそも「神木隆之介と橋本愛が出てる映画の原作だから」っていう理由でもなければ絶対に読もうと思わなかった本。
立ち読みでも十分だったかもって思うけど、でも、ただ、自分が高校生だったころも、クラスの中ってこんな感じだったなぁって思う。その中で可能な限りどこの群れにも属さずに、傍観者でいようとした自分が今でも正直誇らしかったりもする。
人間は、そんなにつながっている必要はない。

『アナザー』綾辻行人

綾辻行人の『アナザー』読んだ。8月に映画が上映される作品。橋本愛が出てるから観てみたくて、先に原作読んどこうっていう感じになった。
綾辻行人は気になる作家の1人ではあったんだけど、いかんせん読みたい本が大量にあって追いつかなくて、良い機会だった。

3日で一気に読み終えた。面白かった。鳴ちゃんみたいな女の子が近くにいたら、たぶん絶対好きになってただろうなぁ・・・とか。
四半世紀前の出来事がきっかけで、不定期で、毎月クラスの生徒やその近親者が最低1人は死ぬ。っていうシリアスな話ではあるんだけど、それでも、なんとなく、心地よさそうな世界だなぁって思ってしまうのはもしかしたら俺がひねくれてるからなのかもしれないけれど。

お勧めです。ホラー好きには特に。
推理小説が好きならちょっと拍子抜けするかもしれない。