Vシリーズ3作目。
今作は何と言っても猛獣が出てきたところにインパクトがあった。
今作から得られる教訓は、現象全てに誰かの意図が絡んでいると思ったら間違いだ、ということ。意図せず生じた現象もたくさんあるっていうことを、意識しなきゃいけないんだと思う。
近い将来、ペットを飼ってみても良いかなぁと思った。
2015年3月30日月曜日
(再読)『人形式モナリザ』森博嗣
Vシリーズ2作目。
森博嗣の作品の特徴だけど、決して無理なトリックを使ってない。
トリックが判明してみると、非常に自然でびっくりする、ということが多いんだけど、この作品もそんな感じだ。
まぁ、それ以外にコメントはない。
あとは、そうだな、モナリザの構成方法が秀逸だっていうことくらいかな。
森博嗣の作品の特徴だけど、決して無理なトリックを使ってない。
トリックが判明してみると、非常に自然でびっくりする、ということが多いんだけど、この作品もそんな感じだ。
まぁ、それ以外にコメントはない。
あとは、そうだな、モナリザの構成方法が秀逸だっていうことくらいかな。
(再読)『黒猫の三角』森博嗣
Vシリーズ1作目。
初読の時は、雰囲気がS&Mシリーズと大きく変わって、戸惑って、つまらないなぁと感じたことを覚えてる。数冊読み進めて、はまっていったけど。
小鳥遊くん、やっぱり好きだなぁって思った。
短編で初めて登場して、そこで女装をするきっかけを与えられた小鳥遊くん、このシリーズでは、その設定が引き続き活かされてる。
シリーズ1作目、『アクロイド殺し』以降、ありがちな設定が用いられてる。
犯人を知った上で読むと、また違った味わいがあって面白い。
初読の時は、雰囲気がS&Mシリーズと大きく変わって、戸惑って、つまらないなぁと感じたことを覚えてる。数冊読み進めて、はまっていったけど。
小鳥遊くん、やっぱり好きだなぁって思った。
短編で初めて登場して、そこで女装をするきっかけを与えられた小鳥遊くん、このシリーズでは、その設定が引き続き活かされてる。
シリーズ1作目、『アクロイド殺し』以降、ありがちな設定が用いられてる。
犯人を知った上で読むと、また違った味わいがあって面白い。
『探偵の探偵 Ⅲ』松岡圭祐
いよいよ、「死神」との対決だ。
死神と言えば、『暗殺教室』にも死神が出てきたなぁ、みたいな関係ないことを連想してしまった。
テニスプレーヤー、アーサー・アッシュの言葉が引用されてた。
「いまいる場所から始めよ。持っているものを使え。できることをしろ」
まったく、その通りだ。
それが出来ていない自分が嫌になる。
死神の正体が判明するんだけど、非常に驚いた。
勝手におっさんっていうイメージを作り上げてたせいで、余計にインパクトが強かった。
ただ、死神のポリシーというか、生き方というか、考え方というか、そういうものは、分からないでもないかなぁと。
玲奈と琴葉の決別の場面で終わる今作、このあと、この2人がどうなっていくのか楽しみだ。
死神と言えば、『暗殺教室』にも死神が出てきたなぁ、みたいな関係ないことを連想してしまった。
テニスプレーヤー、アーサー・アッシュの言葉が引用されてた。
「いまいる場所から始めよ。持っているものを使え。できることをしろ」
まったく、その通りだ。
それが出来ていない自分が嫌になる。
死神の正体が判明するんだけど、非常に驚いた。
勝手におっさんっていうイメージを作り上げてたせいで、余計にインパクトが強かった。
ただ、死神のポリシーというか、生き方というか、考え方というか、そういうものは、分からないでもないかなぁと。
玲奈と琴葉の決別の場面で終わる今作、このあと、この2人がどうなっていくのか楽しみだ。
『モンテ・クリスト伯 4』アレクサンドル・デュマ
いよいよ折り返し地点だ。
着実に、モンテ・クリスト伯が復讐のための下準備を進めていることが分かる。
分かるんだけど、登場人物が入り乱れてて、具体的にどういう風に物語が進行しているのか、初読で、しかもゆっくり読んでる現在、わかりづらい。
この本の前半、マクシミリヤン・モレルとモンテ・クリスト伯が会話を交わしているところで、マクシミリヤンの父親が、自分を助けた人物について、最期に「マクシミリヤン、あれはエドモン・ダンテスだった!」と述べていたことを聞いたモンテ・クリスト伯の心の動きが印象的だった。
この作品の世界はモンテ・クリスト伯を中心に回ってる、という印象が強い。
思いのまま、という感じがして、そのへんがつまらないかもしれないけど、モンテ・クリスト伯の執念には目を見張るものがある。
あと3冊。このまま行けば、6月くらいには読み終わるのかなぁ。
着実に、モンテ・クリスト伯が復讐のための下準備を進めていることが分かる。
分かるんだけど、登場人物が入り乱れてて、具体的にどういう風に物語が進行しているのか、初読で、しかもゆっくり読んでる現在、わかりづらい。
この本の前半、マクシミリヤン・モレルとモンテ・クリスト伯が会話を交わしているところで、マクシミリヤンの父親が、自分を助けた人物について、最期に「マクシミリヤン、あれはエドモン・ダンテスだった!」と述べていたことを聞いたモンテ・クリスト伯の心の動きが印象的だった。
この作品の世界はモンテ・クリスト伯を中心に回ってる、という印象が強い。
思いのまま、という感じがして、そのへんがつまらないかもしれないけど、モンテ・クリスト伯の執念には目を見張るものがある。
あと3冊。このまま行けば、6月くらいには読み終わるのかなぁ。
2015年3月6日金曜日
(再読)『有限と微小のパン』森博嗣
S&Mシリーズの最終作。
最初の作品、『すべてがFになる』の英語タイトルは、
"THE PERFECT INSIDER"
それに対して、今作、『有限と微小のパン』の英語タイトルは、
"THE PERFECT OUTSIDER"
この対比だけで、個人的には十分面白い。
この2つの英語タイトルは、真賀田四季の立ち位置を表してる。
完全に内部者、関係者であった『すべてがFになる』に対して、完全に外部の存在である『有限と微小のパン』。
終わってみれば、物語の中で、真賀田四季ほど外側にいた存在はいなかった。
Gシリーズ、Xシリーズまで含めて考えてみても、森博嗣の作品の大部分は、真賀田四季を中心として動いているような感じがする。
引き続き、KindleでVシリーズを読み進めて行こうと思う。
最初の作品、『すべてがFになる』の英語タイトルは、
"THE PERFECT INSIDER"
それに対して、今作、『有限と微小のパン』の英語タイトルは、
"THE PERFECT OUTSIDER"
この対比だけで、個人的には十分面白い。
この2つの英語タイトルは、真賀田四季の立ち位置を表してる。
完全に内部者、関係者であった『すべてがFになる』に対して、完全に外部の存在である『有限と微小のパン』。
終わってみれば、物語の中で、真賀田四季ほど外側にいた存在はいなかった。
Gシリーズ、Xシリーズまで含めて考えてみても、森博嗣の作品の大部分は、真賀田四季を中心として動いているような感じがする。
引き続き、KindleでVシリーズを読み進めて行こうと思う。
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