読み終わった,『終物語 下』.
1ヶ月ほど前から読み続けていた物語シリーズが,ようやく完結した.
実際は『続・終物語』が出るらしいけど,とりあえずは完結だ.
はてさて,忍野扇の正体とは,みたいな感じで読み始めたわけだけれど,最終的には,予想通りとまではいかないけれど,やっぱり,阿良々木暦に関係がある人物だったか,と,まぁ,しかるべきところに落ち着いた印象はある.
思えば,この物語シリーズ,色々と考えさせられる部分も少なからずあった.
初期の頃の阿良々木暦と同じく友達が少ない自分としては,「友達を作ると人間強度が下がるから」というその主張は,自分の主張を代弁してくれているようで非常に気持ちが良いものだった.
でも,物語が進むにつれて,阿良々木暦の周りには人がたくさん集まってくるようになって,共感していた自分の気持ちが,行き場をなくしてしまったような感じにもなった.
たぶん,阿良々木暦がたどった物語が,成長と呼ばれることだったりするんだと思う.それを思うと,自分はまだまだ成長出来ていないから,これから頑張ろうと思ったりもした.
ところで,小説家になりたいっていう目標を持ってはいて,学生時代はちょくちょく小説じみたものを書いてたりはしたけれど,仕事初めてからは全然だ.
ネタがはっきりとはイメージ出来ないけれど,何か1作品,また書いてみたいなぁと思う.