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2015年1月5日月曜日

『嫌われる勇気』岸見一郎,古賀文健

話題の一冊。
青地に白色で「嫌われる勇気」。これだけで読んでみたくなる。

色々とためになる言葉が書かれてあった。

一番大切なことは、やっぱり嫌われる勇気を持とうということではあるんだけど、その準備段階としての、自分ができることと自分にはできないことをしっかりと区別するという考え方。これをアドラーは課題の分離と呼んだらしい。
まさしく、目からウロコだった。

原因論から目的論への視点の変化なども面白かった。

アドラー心理学については、正直なところ全然知らなかったんだけど、もう少し、色々と勉強してみたいなぁと思う。もちろん、心理学全体から見たときのアドラー心理学の立ち位置などにも興味がある。

参考にできるところは、しっかりと意識しながら今後の生活に役立てていきたいと思う。

2014年11月26日水曜日

『読書の腕前』岡崎武志

参考に・・・なったのかなぁ。

「ベストセラーは十年後、二十年後に読んだほうがおもしろい」とか、古本屋との上手な付き合い方など、なるほどなぁと思うような記述はたくさんあった。でも、なんか読後感モヤモヤする。かゆいところに手が届かないというかなんというか。上手く説明できないけれど。

そういう読後感のなかで、個人的に一番気に入ったのは、本の中で引用されている中島らもの教養についての考え。

「『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』ということだ。それは一朝一夕にできることではない。働き蜂たちの最後の闘いは、膨大な時間との孤独な闘いである」

昔は、読書してればそれだけで幸せで、自分一人でいたところで寂しさを感じることなんてなかった。
でも、最近は、近くに誰かいて欲しいって感じるようになってしまって、それは、読書熱が冷めてきたっていうことなのかなぁと感じてしまった記述。

もっともっと、読書にのめり込めるような生活を送りたいなぁと感じた。
自分の目標である小説家に、少しでも近づけるように頑張りたい。

最後に、井上ひさしが述べたという指摘を紹介。

「行動成長になると『読者』が『消費者』になり、本を『消耗品』とかんがえる風潮が生まれる」そうだ。

2014年11月18日火曜日

『だから日本はズレている』古市憲寿

とりあえず、面白く読めた。
それほど言葉を選んでるとは言えない、はっきりした物言いに好感が持てる。もちろん、それが正しいかどうかは別問題だけど。

古市さんの存在は、「朝まで生テレビ」とか「とくダネ!」とかで知ってたけど、著書を読むのは初めてだった。

新しい意見として受け入れることが出来た部分が多々あった。

そういう中で、全面的に同意できた主張はひとつだけ、「やっぱり「学歴」は大切だ」という主張だけだ。
それ以外の部分は、なるほどなぁと思う反面、反論したくなるポイントが少なからずあった。

2014年10月10日金曜日

『ザ・クオンツ』

エド・ソープに始まるクオンツの歴史が描かれてる.
臨場感があって面白かったけれど,自分が求める世界とは違うのかもっていう印象が強く残った.

サブプライムローン危機や,リーマン・ショックの原因になったのがクオンツだ,というような論調で書かれているけど,実際は少し違う気がする.単に運用していただけで,そこにどれほどの金額をつぎ込むかを決めたのは,別の人間のはずだし.

いずれにせよ,読後一番強く感じたことは,もっと人と触れ合えるところで自分の能力を発揮したいっていうことだ.

2014年9月2日火曜日

『マッキンゼー式世界最強の問題解決テクニック』

会社の前専務取締役にいただいた本。

実際的な問題に対して、どのようにアプローチをしていければ良いのか、整理されていて、自分の頭の整理にも役に立った。
仮説を立てて、それを実証するために、分析などを行っていく。その過程での、インタビューやプレゼンテーションの仕方などにも言及されていた。

膨大な量の情報を管理するためには、最も関連のある情報のみを取り出すしかない、ということらしい。

面接調査の方法について書かれている章で衝撃だったのは、マッキンゼー人が、インタビューの最後には、常に「何かお聞きするのを忘れていることはありませんか」という質問を投げかける、ということだ。
この視点は正直なところなかった。今後、使いたいと思う手法だ。
習慣づけようと思う。

最後の章が、自分自身のマネジメントの話だったけれど、ソクラテスの「思慮のない人生など、生きるに値しない」という言葉が使われていた。
確かにその通りだと思う。
パスカルも言ってる。「人間は考える葦である」とか何とか。

仕事においても、娯楽についても、自分の人生についても、しっかりと考え続けたいと思う。

色々と参考になった本だ。
しばらく座右に置いておきたい。

2014年8月28日木曜日

『ビジネスマン、生涯の過し方』キングスレイ・ウォード

睡魔に襲われながら読み終えた。朝、起きれるかどうか心配だ。

会社の、前専務取締役から譲り受けた数冊のうちの1冊。数冊本をもらって、それで何を伝えようとしたかったのかは、正直なところいまいち分からない。
ただ、この本を読んで思ったことは、しっかりと自分で稼ごうっていうこと。会社に依存するんじゃなくて、会社を上手く使っていかなきゃいけないっていうことを感じた。

就活の頃、数学を究めるっていう道を見失って、半ば投げやりになってた中で、とりあえず面白そうな企業を適当に受けて、適当でも採用してくれた企業に入った。
でも、そういう受け身な人生だとダメだっていうことが、この本を読んで強く感じた。
同じことは、会社の先輩社員の人の話を聞いてても思うことが多くて、たぶん、今、就職活動をすると、もう少し違う結果になるんじゃないかなぁと思う。

本を読んでたら、何箇所か、線が引かれてるポイントがあって、あの人は、こういう部分に注目してたんだなぁとしみじみ。

誰かの期待に応えるっていうのは、生きていく上で大切な要素のひとつだと思う。
だから、今よりも、もっともっと努力を重ねていきたいなぁと感じる。

2014年6月8日日曜日

『定理が生まれる -天才数学者の思索と生活-』セドリック・ヴィラーニ


2010年にフィールズ賞を受賞したフランスの数学者,セドリック・ヴィラーニによる,自身がフィールズ賞を受賞するまでの2年間の物語だ.

数学者が自身の研究生活について書くという,非常に珍しい本だ.

数学者というのは,滅多に自分の仕事場は公開しない.
どれだけ試行錯誤しようとも,そのような痕跡は微塵も残さずに,結果だけをスマートに発表する,そのような人種だ.

私自身,そのようなこだわりに非常に好感を持っていて,その都度報告しなければならない企業のシステムにほとほと嫌気が差していたりする.まぁ,企業は人件費の面でも,その他の面でも,やはり損失を出すわけにはいかないという理由があるんだろうけど.

だから,こんな本は本当に珍しい.

なんちゃって数学者,というか,数学者崩れのような人々がこういう本を書くことはあるだろうし,ドキュメンタリーのように,数学者を第三者が描くこともあるだろうけれど,数学者自身がこのような本を書くというのは,滅多にないことだ.

Amazonとかだと,帯なしのイメージが載っているけど,書店には著者の写真がでかでかと写し出された帯が付いた状態で販売されている.数学に興味がなくても手にとってしまうんじゃないかというインパクトだ(中をパラパラとめくって,買うことはしない,というパターンが多いだろうけれど).

昔,フィールズ賞に憧れたことがあったなぁという懐かしさ,自分にもっと才能があれば,数学の研究を続けることが出来ていたのに,という悔しさ,研究はするにしても,数学は選ばなくて正解だったのかもなぁという安堵感,色々なものを感じながら読んだ.

最先端の研究に,諦めることなく必死で取り組んでいる姿勢に,自分も,もっともっと一生懸命にならないと,と思った.

一生懸命になれるフィールドに移ろうと,そう思った.

『ゲーム理論で勝つ経営 -競争と協調のコーペティション戦略-』

ずっと前に絶版になってる本なんだけど,会社の人から譲り受けて読んでみた.

ブログにも何度か書いてる気がするけれど,ゲーム理論にはもともと興味を持っていて,しっかりと理論的な部分から使いこなしたいとは思っている.
これはゲーム理論を企業間での競争,協調にどのように役立てていくかを豊富な例と共に論じている本だ.

本の存在自体知らなかったんだけど,読むことが出来てよかったと思う.
こういう本の存在をこれまで知らなかったっていうのは,非常にもったいなかった.

おそらくはゲーム理論的戦略,なんていうわけではなく,ただ,良い戦略だと思って実行に移したものを,著者らがゲーム理論的に考察をした,ということなのだと思うのだが,視点の問題だと思う.
その企業独自の考えだったっていう結論にせず,定式化して,汎用的に使える武器,考えにしたっていうのがこの本の良さなのかな,と思う.

今後,企業ではなくて,国をどうするか,という視点で,色々な物事に取り組んで行きたいと思ってるけど,そういう時にも,こういう視点は必要だと思う.

2014年5月28日水曜日

『ポール・スローンの思考力を鍛える30の習慣』

もっとスマートになりたくて手を付けた1冊.
反対のことを考える
思い込みと向き合う
会話の達人になろう

などなど,自分の中で,実践してることもあれば,大切だと思ってはいるけれど,能力向上のための方法が分からなかったことなど,思考力を鍛えるための色々なポイントが取り上げられてる.

自分が十分に実践できていることもあれば,まだまだ足りないこともあって,今後どのあたりを意識していけば良いか,この本を読んで明確になったと思う.

2014年4月11日金曜日

『確率論と私』伊藤清

日本における確率論の礎を築き,伊藤の公式で有名な伊藤清のエッセイを,彼の没後,娘さんがまとめた本だ.岩波書店から出版されている.

伊藤清がどういう考えで伊藤の公式を編み出したか,とか,自分の研究が金融の世界に影響を及ぼしていることに対してどのような思いを持っているか,どか,色々と知ることが出来た.

応用に目を向けてはいたけれど,あくまでも数学者として,であって,経済や金融の世界に自分の教え子が身を投じるのは不安でならなかった.という話は,非常に印象的だった.

ところどころ専門的な話が出てきて分かりにくい部分もあったけど,面白かった.

2014年4月2日水曜日

『鼠(ねずみ)鈴木商店焼打ち事件』城山三郎

ようやく読み終わった.

会社の人におすすめされて読んでみた本だ.

読み始めたのは半年くらい前.今の自分にはすべてを理解するには少々厳しいような感じがした.

素直にすごい!! って思ったけど,よくわからない部分もあったから,また少し経ってから,改めて読んでみようと思う.


話の内容としては,かつて日本を代表する財閥の一つであった鈴木商店について.
金子直吉を主人公に据えて,米騒動をきっかけとした鈴木商店への焼き討ちの真相に迫る,という半ば調査記録のような,ノンフィクションの小説のような感じの話だった.

三井,住友,三菱などは,もちろん知ってる.
でも,鈴木については全然知らなかった.
この小説だけで寿々木商店について語るわけにはいかないと思うけど,そういう存在について知るだけでも価値があったと思う.

先見の明と,計画力,実行力というのは,やはり企業を作っていく上で大切なのだと感じた.

2014年3月31日月曜日

『天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話』ウィリアム パウンドストーン

今朝、電車の中で読み終わった。 
少々難しい部分もあったけど、情報理論の始祖,クロード・シャノンやエド・ソープが、儲けるためにどのように行動したか、非常に面白く読むことが出来た。

最近自分がどういう道を生きていこうかってものすごく悩んでる.

この本に出てくる人々は,首尾一貫しててすごいと思う.
ただひたすら,いかにして儲けるかを考えた人々だ.

見習いたいと思う.

1年くらい経った頃に,また読んでみようと思う.
そうしたら違う発見が得られるかもしれない.

2014年3月24日月曜日

『古都がはぐくむ現代数学: 京大数理解析研につどう人びと』内村直之

仕事があるにも関わらず,徹夜して一気に読んでしまった.

著者の数学や数学者への理解があってこそ成し遂げられた作品なのかな,と思う.

数理解析研究所がどんな想いで設立に至ったのか,その背景が最初の章で描写されていて,その後,各章で,数理研を代表する何人かの逸話が記載されている.

印象に残る部分が多々あった.

「朝起きた時に,きょうも1日数学をやるぞと思ってるようでは,とてもものにならない.数学を考えながら,いつのまにか眠り,朝,目が覚めたときは既に数学の世界に入っていなければならない.どの位,数学に浸かっているかが,勝負の分かれ目だ.数学は自分の命を削ってやるようなものなのだ」
佐藤幹夫の言葉だ.
自分が研究職を諦めた理由のひとつは,一生数学をしていくんだ,という決意を抱けなかったことにある.

特に,伊藤清に関する章は,金融機関に籍を置く数学出身の人間として,真摯に受け止めなければいけない警告を含んでいたように思う.

「私は……,ここで『経済戦争』にも反対したいことを付け加えたいと思います……『経済』の一部である『金融』から,更に派生したに過ぎない商品や,そのディーラーの名のもとに行われる戦争を一刻もはやく終わらせて,有為の若者たちを故郷の数学教室に帰していただきたいと思うのは妄想でしょうか」

数学に少なからず関心を寄せている人なら,読んで損はないんじゃないかと思う.

2014年3月21日金曜日

『ヤクザ式 「困った上司」とつき合う実践心理術』向谷匡史


同僚に勧められて読んでみた.

少々くどい部分もあったけど,ためになることも結構あった.すでに実践してることもあったし,分かってはいたけど行動出来てないこともあった.

とりあえず,ヤクザ式ではなく,少なくない人が実践している方法をヤクザにたとえて説明した本だった.

ためにはなったんだけど,その都度感心した,っていう感じで,あんまり心に残る考えはなかったかも.

2012年8月31日金曜日

『孤独な群衆』リースマン

ちょっとした興味を持って図書館で借りた『孤独な群衆』、返却期限が迫ってて、期限までに読み終わる気がしなかったから返却してきた。

社会学の本なんだけど、残念なことにさっぱり分からない。
それなりに理解しようと頑張ったんだけど、片手間だったせいか、頭に入ってこなかった。
また余裕が出来た時に図書館にこもって読んでみようかと思う。