2013年7月30日火曜日

『図書館戦争』1~4 有川浩

図書館戦争シリーズ。
別冊を除けば、

図書館戦争
図書館内乱
図書館危機
図書館革命

の4作品が出てる。まぁ、これで完結するんだけど。
買ったのはだいぶ前だったんだけど、読みたい本がたくさんあって、最近一気にすべて読んだ。

結構前にフジテレビの深夜アニメ枠、ノイタミナでやってたアニメを観て、最近実写映画を観た。
残念なことにアニメ映画は観るタイミングを逃してしまった。

というわけで、原作の小説が、アニメよりも実写よりも遅い、っていうことになってしまった。


話の内容は簡単で、メディア良化法っていう、害のある本は閲覧禁止にしようっていう法律を、武力を持って守らせようとするメディア良化隊に、図書館が武装して対抗する、というお話。
本を読む自由を、世の人々に提供するのが図書館の使命だというわけだ。

もちろんフィクションで、単なる面白い読み物なんだけど、時々、現実的な示唆が入っていて、はっとさせられたりもする。

俺自身本が好きだから、本を守りたいっていう思いは良く分かる。
だから、単なる読み物以上の価値を、この小説に見いだせたりしてるのかもしれない。

いろんな人に読んでほしい、みたいな小説ではないけど、楽しい小説だと思う。
ラブコメ要素も、本筋を汚さない程度に入ってて、それもまた楽しめる部分だった。

2013年7月2日火曜日

『特等添乗員αの難事件Ⅳ』松岡圭祐

派遣の添乗員が事件を解決するシリーズの4作目。

今回は、ミン・ミヨンっていう謎の韓国人美女を追う。浅倉絢奈と同じくラテラル・シンキングを駆使する人物で、電車から豪華客船まで、0円旅行を実現してしまう。
俺は個人的には浅倉絢奈は嫌いだ。なんというか、ギャルっぽい感じが苦手。もう少し落ち着いた女性のほうが好きなんだよなぁ。

恋愛要素が入るのは良いんだけど、最近はちょっとその部分が目立ちすぎてて、読んでて時々辟易したりする。
松岡佳祐の作品は面白いと思うから、ぜひとも、ミステリー色が濃い作品を書いてしまうと思う。