世良を中心として展開される3部作の最終巻。
『ブラックペアン1988』、『ブレイズメス1990』から続く作品だから、前2作を読んでおく方が、より一層楽しめるかもしれない。更に言えば、海堂尊の作品のすべてに目を通して置くと、理解が深まる。
さてさて、天城雪彦医師が東城大学医学部にスリジエ・ハートセンターの設立を目論んでるわけだが、果たしてうまくいくのかっていう、一言で言えばそういうお話。
手術を受けたいなら全財産の半分を差し出せと放言する天城だが、個人的には大好きなキャラクターだ。非常に人間味溢れる人物だと思う。
フランスでは称賛された天城が日本では受け入れられなかった。そういうことを思うと、やっぱり環境って大切なんだなぁと思う。
あと3ヶ月半で仕事を始めるけど、自分が受け入れられるのかどうかっていうのは、今から考えておく必要があるなぁと思う。
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