2012年8月8日水曜日

『東京発ひかり147号』 西村京太郎

西村京太郎の長編小説、『東京発ひかり147号』(クリック)
うーん、何とも言えない作品だ。
面白くはなかった。やっぱり西村京太郎は俺には合わないんだろうなぁ。

多摩川の河原で予備校生が殺害されたところから話は始まるのだけれど、その予備校生が予知能力者だったということが分かる。彼の部屋には意味の分からないアルファベットの羅列が。後日ひかり147号の車内で女性が殺されるんだけど、アルファベットの羅列はその殺害を予告してたものだっていうことが判明する。
真相解明に十津川警部が動き出す。

簡単に言えばそんなお話。
数年前に出版された本だけど、西村京太郎でも予知能力みたいなオカルト系の話題盛り込むんだなぁって関心したんだけど、それだけだ。ご都合主義で、推理小説とは言えないと思う。真相解明の場面で初めて出てきた登場人物もいるし。

西村京太郎、量産型の作家ですごいなぁとは思うんだけど、残念ながら内容に関しては評価できない。

2012年8月6日月曜日

『殺人の門』 東野圭吾

数年前に出版された『殺人の門』(クリック)
本屋で初めて見た時、そのタイトルに衝撃を受けて、いつか読みたいと思ってた本を、文庫本が出た時に買って読んだ。

ある男を殺したいと思う男の物語。殺したいと思うんだけど、でも殺せない。殺せないのはどうしてだろうと思い悩む。
対象となる人間は、不愉快な奴で、読んでる側としても、殺してくれたら気分爽快なのになぁと思いながら読み進めていったことを覚えてる。

東野圭吾は色々なテーマを扱ってて、非常に面白い。小説に対して挑戦的な作家はそれほど多くない。これからも刺激的な小説をどんどん出版して欲しいなぁと思う。

『廃用身』 久坂部羊

『廃用身』(クリック)っていう小説。読んだのは確か先月か先々月か・・・

衝撃的な作品だった。麻痺によって動かなくなり、今後動くことはないと判断されている四肢、廃用身を切り落とそうっていう医者の物語。
ただ、いかんせんその医者の発想がところどころバカっぽい感じがして、登場人物に感情移入したりは出来なかった。廃用身を切断することを、Aケアと名付けよう、とかっていうあたりが何ともふざけてる感じがした。

『石狩川殺人事件』 西村京太郎

西村京太郎の『石狩川殺人事件』(クリック)、1日で読み終わった。
西村京太郎の本は密度が薄くて、そういう意味では読みやすいんだけど、いかんせん読点が多くて、そういう部分で自分の読書テンポが乱される。

ミステリーではあるんだろうけど、なんだろうなぁ、読者側は材料不足で謎解き出来なくて、十津川警部が犯人を捜しあてていく過程を楽しむ小説だ。

西村京太郎の小説は、残念ながら俺はそれほど好きではない。父親が時々出張のお供に西村京太郎を読んでて、読み終わったのを時々俺が譲りうけて、そして時々読むんだけど、自分で買うことは現在はない。過去に1作品だけ、『天使の傷痕』(クリック)という江戸川乱歩賞を受賞した作品だけは自分で買って読んだ。十津川警部が生まれる前の作品。江戸川乱歩賞を受賞したから読んだ作品で、西村京太郎の本だから読んだわけではないんだよなぁ。
彼の作品は決して面白くないわけではない。ただ、何ていうか、昔はともかく今は量産型の作家で、ほとんどがテレビドラマ向けだっていう印象が強い。もっと、考えさせられる作品を書いてくれたら良いのになぁと思う。

2012年8月5日日曜日

『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下』スティーグ・ラーソン

割と早く読み終わった。『ミレニアム1』の下巻
面白くて一気に読んじゃった。
黙々と作業をするリスベットに引き込まれる。あれだけ自分の世界に没頭出来たら良いなぁと思うばかりだ。

ミレニアム三部作のうち、まだ購入してるのは1部だけ。残りは年内に読めれば良いかなぁと思ってる。9月までに第二部を、10月には第三部を読みたいなぁと思ってる。

2012年8月2日木曜日

2012年7月の読書

7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2727ページ
ナイス数:13ナイス

ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
面白かった。一見無関係だけど、色々な思惑で登場人物みんながつながってる部分とか、なんとなく、『オリエント急行の殺人』にも通じる部分があるのかなぁと思ったりもする。 結末は、少なからず意外性があって退屈しなかった。
読了日:07月28日 著者:アガサ クリスティー

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
口では言わなくても、自分のランキングははっきりと自覚してる。とりあえず、ダサいかダサくないかでふるいにかける。 特別面白い話でもなく、そもそも「神木隆之介と橋本愛が出てる映画の原作だから」っていう理由でもなければ絶対に読もうと思わなかった本。 立ち読みでも十分だったかもって思うけど、でも、ただ、自分が高校生だったころも、クラスの中ってこんな感じだったなぁって思う。その中で可能な限りどこの群れにも属さずに、傍観者でいようとした自分が今でも正直誇らしかったりもする。 人間は、そんなにつながっている必要はない。
読了日:07月18日 著者:朝井 リョウ

Another(下) (角川文庫)Another(下) (角川文庫)
読了日:07月17日 著者:綾辻 行人

Another(上) (角川文庫) Another(上) (角川文庫)
アンフェアだっていう人もいるけど、読み方を変えればきちんと評価できる作品だと思う。ただ、どうやって実写化したのかは謎。
読了日:07月17日 著者:綾辻 行人

お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」 (双葉文庫)お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」 (双葉文庫)
読了日:07月14日 著者:有吉 弘行

もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:07月14日 著者:アガサ クリスティー

ケルベロスの肖像ケルベロスの肖像
読了日:07月14日 著者:海堂 尊

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上』スティーグ・ラーソン

言わずと知れたヒット作、スティーグ・ラーソン『ミレニアム』の第一部、『ドラゴン・タトゥーの女』の上巻をさっき読み終わった。

幸い映画を観てたから、風景を思い浮かべながら、登場人物も何とか区別しながら読み進めることが出来たけど、少ししか登場しなかったり、名前だけで実際には登場しないような人物は、覚えきれずに、名前が出てきても、どういう人物だったっけ? って疑問に思うだけでスルーした。

魅力的な美男子だけど頼りないミレニアムの経営者、ミカエルと、ドラゴンのタトゥーを施した謎めいた天才リサーチャー、リスベットの2人を主軸に据えて物語は展開していく。
まだ下巻が残ってるから、今後どうなっていくのかは分からないけど、翻訳の割に読みやすい作品で面白い。

余談だけど、翻訳書っていうのは、原書の出来とはあまり関係がない。原書が売れてるから読んでみると全然面白くなかったりもする。そういう時の原因は、自分の理解力であることも多少はあるけれど、大抵は翻訳者だ。合う作者、合わない作者がいるのと同じく、合う翻訳者、合わない翻訳者がいるんだと思う。
『ミレニアム』の翻訳者は非常にレベルが高い翻訳者なんだろうと思う。

ところで、作者のスティーグ・ラーソン、小説読み始めるまで知らなかったんだけど、死んでるらしい。本当は第三部で終わる予定ではなく、第四部以降も続く予定だったのが、第四部を200ページほど書いた時点で亡くなってしまったそうだ。非常に残念。