『刀語』シリーズ第四話,薄刀・針.
メインは虚刀流七代目当主鑢七花と,日本最強の剣士,錆白兵との一戦だ.
でも,描かれていたのは鑢家家長,鑢七実と真庭忍軍十二頭領,真庭虫組の面々との戦いだ.
まるでエイプリルフールにでも書かれたんじゃないかという肩透かし具合だけど,アニメで見てたから,そういう肩透かしにも抵抗なく,真面目に読書に取り組むことが出来た.
才能がなくて苦しんでる,興味がないことに真剣になれなくて困ってる人間としては,鑢七実の悩みなんて知ったことか,という感じ.
1度や2度見るだけで完全に理解してしまう,常人離れした,怪物じみたそんな才能,羨ましくもあるけれど,そんなものに少なくとも自分は縋りたくはない.
熱血とか,スポ根とか,そういうものが好きなわけではないけれど,必死で悩んで,必死で努力する姿が美しいと思う.
『刀語』もあと8冊.折り返し地点間近.
週一で土曜日に読む習慣をつけようと先週決意したけれど,我が家の財政状況に負担が掛かりそうだから,2週間に1冊にすることにした.
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