2014年6月8日日曜日

『ゲーム理論で勝つ経営 -競争と協調のコーペティション戦略-』

ずっと前に絶版になってる本なんだけど,会社の人から譲り受けて読んでみた.

ブログにも何度か書いてる気がするけれど,ゲーム理論にはもともと興味を持っていて,しっかりと理論的な部分から使いこなしたいとは思っている.
これはゲーム理論を企業間での競争,協調にどのように役立てていくかを豊富な例と共に論じている本だ.

本の存在自体知らなかったんだけど,読むことが出来てよかったと思う.
こういう本の存在をこれまで知らなかったっていうのは,非常にもったいなかった.

おそらくはゲーム理論的戦略,なんていうわけではなく,ただ,良い戦略だと思って実行に移したものを,著者らがゲーム理論的に考察をした,ということなのだと思うのだが,視点の問題だと思う.
その企業独自の考えだったっていう結論にせず,定式化して,汎用的に使える武器,考えにしたっていうのがこの本の良さなのかな,と思う.

今後,企業ではなくて,国をどうするか,という視点で,色々な物事に取り組んで行きたいと思ってるけど,そういう時にも,こういう視点は必要だと思う.

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