タイトルがずっと気になってたんだけど,なかなか読む暇がなくて,今週初めにKindleでようやく読み始めた.
で,面白かったから一気に読んじゃった.
一話一話,心が穏やかになる小説だった.
この小説の内容は,主人公の男が発する言葉に集約されてる気がする.
「厭なら辞めりゃいいじゃん。辞めたくねーなら変えりゃいいじゃん。変わらねーなら妥協しろよ。妥協したくねーなら戦えよ。なんだって出来るじゃん。何もしたくねーんなら引き籠もってたっていいじゃん」
「本気でどうにも出来なくて、それでも我慢も出来ねーってならさ、本気死ぬしかねーって話じゃんか。死にたくねーなら我慢しろよ。どっちかだろうよ」
アサミっていう女が死んだことで,その女の知り合いだっていう男が6人の人物に接触してアサミについて尋ねる,という話.
その場面を,尋ねられる側から描写してるんだけど,みんなアサミのことを訊かれてるのに自分のことしか話さない.挙句の果てに,どうしようもないんだ,っていう話をすると,男から言われるわけだ.
どうにも出来ないなら
死ねばいいのに
って.
どんなに苦しくても希望はあるっていうことを,全編通して描いてある.
娯楽小説だけど,心に残るものは結構ある.読んで良かった.
2014年3月14日金曜日
2014年3月12日水曜日
『特等添乗員αの難事件Ⅴ』松岡圭祐
松岡圭祐のαシリーズ第5弾.絢奈と那沖の仲を進展させるための一冊っていう感じだった.
恋愛にスコープを絞って評価すると,αシリーズより,Qシリーズの莉子と悠斗の関係の方が,個人的には良いなぁと思う.
擬音語でたとえるなら,絢奈と那沖の恋愛はデレデレ,っていう感じで,莉子と悠斗はサラサラ,っていう感じ.
我ながら良く分からないたとえだけど,とにかくイメージはそんな感じ.
で,恋愛から離れて,ストーリーの話.
ラテラルシンキングの使い手である浅倉絢奈が難事件を解決するαシリーズだけど,今作は小さな問題をたくさん解決する,っていう感じだった.
これはこれで面白かったんだけど,全体を通して,もっと深い謎があっても良かったかなって思う.割と真相が分かりやすい謎が多かった.
最後にラテラルシンキングの話.
ラテラルシンキング,自分でも時々は利用することがあるけど,やっぱり意識しないとそういう考え方を出来なくて,どちらかというとロジカルに考える傾向があるから,要所要所で最適な思考が出来るようになれたらなぁと時々思う.
2014年3月11日火曜日
『戦略的思考をどう実践するか エール大学式ゲーム理論の活用法』

学部4年生くらいの頃からゲーム理論には興味持ってて,しっかりと数学的に厳密に書かれた本や,初心者向けのくどいくらい分かりやすい本,いろんな本を手に取ってきた.
その中でこの本は,非常にためになった.
数学的に厳密な議論はそこまで多くないけど,ゲーム理論全体に通じる考え方について知ることが出来たように思う.
協力ゲーム
非協力ゲーム
ゼロサムゲーム
非ゼロサムゲーム
交互手番ゲーム
同時進行ゲーム
話題は豊富だ.
ゲーム理論で考えるモデルは合理的な人間だから,初めから厳密な議論に突入してしまうと,どういう風に応用すればいいんだろうと戸惑いがち.
それが,この本だと現代社会への応用がメインだから,ゲーム理論を役立てたいと思ってる人にとっては,格好の入門書になると思う.
何度も読み返して,しっかりと考え方を身に付けよう.
2013年12月31日火曜日
『三国志 1』宮城谷昌光
実は三国志をまともに読むのは初めて.
吉川英治のも途中で挫折して,横山光輝の漫画も途中で放り投げてしまった.
たいてい,つまらないなぁと思って挫折してしまう.興味はあるんだけど・・・
そんな中,宮城谷昌光が三国志を書いた.
宮城谷さんはもともと好きだし,この三国志は1巻を読んだ限り面白かった.
最終巻の12巻まで,きちんと読破しようと思う.
吉川英治のも途中で挫折して,横山光輝の漫画も途中で放り投げてしまった.
たいてい,つまらないなぁと思って挫折してしまう.興味はあるんだけど・・・
そんな中,宮城谷昌光が三国志を書いた.
宮城谷さんはもともと好きだし,この三国志は1巻を読んだ限り面白かった.
最終巻の12巻まで,きちんと読破しようと思う.
2013年12月17日火曜日
『万能鑑定士Qの探偵譚』 松岡圭祐
前作,『万能鑑定士Qの推理劇 IV』で莉子,悠斗ともども八重山諸島に引っ込んでしまった.
それまでの作品の雰囲気を考えれば,何となく後味が悪い結末だなぁと思ってたけど,今作で莉子が復活する.
やっぱり、行動力があってこそのQちゃんだと読んでて微笑ましくなった.
樫栗さんが少し残念だったのが気にはなるけど,人生,生きてればああいうこともある.
良い経験だったと穏やかな気持ちで思い出せる日がきっと来るはずだ.
それまでの作品の雰囲気を考えれば,何となく後味が悪い結末だなぁと思ってたけど,今作で莉子が復活する.
やっぱり、行動力があってこそのQちゃんだと読んでて微笑ましくなった.
樫栗さんが少し残念だったのが気にはなるけど,人生,生きてればああいうこともある.
良い経験だったと穏やかな気持ちで思い出せる日がきっと来るはずだ.
2013年12月10日火曜日
『五匹の子豚』アガサ・クリスティー
過去の事件を関係者の証言を基に解き明かす作品.
故意に嘘をついている人物はほとんどいないにも関わらず,見方によってまったく違ってくるっていうところが肝になっている.
誰が語る話なのか,っていうことを,普段から注意すべきだという勉強になった.
やっぱりクリスティーはすごい.
故意に嘘をついている人物はほとんどいないにも関わらず,見方によってまったく違ってくるっていうところが肝になっている.
誰が語る話なのか,っていうことを,普段から注意すべきだという勉強になった.
やっぱりクリスティーはすごい.
2013年12月4日水曜日
『生存者ゼロ』安生正
第11回の『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
思えば、第1回、浅倉卓弥が『四日間の奇蹟』で大賞を受賞した頃から毎月この賞の受賞作は読んでて、もう11年目なんだなぁとしみじみ。
その間読んだ作品は多いけど、『四日間の奇蹟』や『チーム・バチスタの栄光』、『さよならドビュッシー』など、受賞作品には印象に残ってる本も結構ある。
このミス大賞の作品は外れがない。文学賞の受賞作品は基本的に加筆修正されて発売されるから、面白くて当たり前だっていうのもあるとは思うけど。
この作品は、北海道が正体不明の感染症に汚染されて、次々と人が死んでいく中、原因究明するっていう話だけど、感染症の正体に驚いた。
ありがちな話だけど、キーになる部分はどの作品とも被ってないんじゃないのかなぁと思う。
新人が書いた作品を読むと、小説家を目指してる自分自身、頑張ろうと思える。
思えば、第1回、浅倉卓弥が『四日間の奇蹟』で大賞を受賞した頃から毎月この賞の受賞作は読んでて、もう11年目なんだなぁとしみじみ。
その間読んだ作品は多いけど、『四日間の奇蹟』や『チーム・バチスタの栄光』、『さよならドビュッシー』など、受賞作品には印象に残ってる本も結構ある。
このミス大賞の作品は外れがない。文学賞の受賞作品は基本的に加筆修正されて発売されるから、面白くて当たり前だっていうのもあるとは思うけど。
この作品は、北海道が正体不明の感染症に汚染されて、次々と人が死んでいく中、原因究明するっていう話だけど、感染症の正体に驚いた。
ありがちな話だけど、キーになる部分はどの作品とも被ってないんじゃないのかなぁと思う。
新人が書いた作品を読むと、小説家を目指してる自分自身、頑張ろうと思える。
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