2014年3月12日水曜日

『特等添乗員αの難事件Ⅴ』松岡圭祐

松岡圭祐のαシリーズ第5弾.

絢奈と那沖の仲を進展させるための一冊っていう感じだった.

恋愛にスコープを絞って評価すると,αシリーズより,Qシリーズの莉子と悠斗の関係の方が,個人的には良いなぁと思う.

擬音語でたとえるなら,絢奈と那沖の恋愛はデレデレ,っていう感じで,莉子と悠斗はサラサラ,っていう感じ.
我ながら良く分からないたとえだけど,とにかくイメージはそんな感じ.

で,恋愛から離れて,ストーリーの話.

ラテラルシンキングの使い手である浅倉絢奈が難事件を解決するαシリーズだけど,今作は小さな問題をたくさん解決する,っていう感じだった.
これはこれで面白かったんだけど,全体を通して,もっと深い謎があっても良かったかなって思う.割と真相が分かりやすい謎が多かった.

最後にラテラルシンキングの話.

ラテラルシンキング,自分でも時々は利用することがあるけど,やっぱり意識しないとそういう考え方を出来なくて,どちらかというとロジカルに考える傾向があるから,要所要所で最適な思考が出来るようになれたらなぁと時々思う.

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