2014年4月15日火曜日

『いかにして問題をとくか』G. ポリア

言わずと知れた名著,『いかにして問題をとくか』.
これまで数学に多くの時間を費やしてきて,なんとなく実践してたことは結構あった.
でも,それが具体的にどういう作業なのかを系統立てて理解することが出来たし,どの程度威力を発揮するものなのかを知ることが出来た.

1.問題を理解する.
 未知のもの,与えられているもの,条件は何か.
 条件は,未知のものを定めるのに十分なものか.
 図を書く.記号を導入する.
 条件の各部を分離する.

2.データと未知のものとの関連を見つける.関連が分からないなら補助問題を考えつかないか.

3.計画を実行する.

4.得られた答えを検討する.

分かりきったことではあるけれど,色々な場面に通用するヒューリスティックな方法を提供してくれている,という点で,非常に有用な本だと思う.

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