
永遠の33歳かと思われていた浅見光彦が、いよいよ34歳になった。
34歳っていう年齢が、作品を通して重要な要素になっている。34歳という年齢で、何かを実行した人々が沢山出てくる。
そんな中、今作で浅見光彦は決断を迫られる。
日本とドイツに関わる遺産を守っていく役割を担うことを期待される。
最終的にどうしたのかっていう部分については、はっきりとした答えを提示せずに終了するけれど、浅見のことだから、そんな役目は引き受けないんだろうなぁと思う。
いよいよ結婚っていう前フリを信じて読んでたら、結婚しなかった。
いよいよ結婚っていう状態で終わりだった。
でも、一区切りの作品を読めたっていうのは、浅見ファンとしては良かったと思う。私自身が小説家になりたいって思ったきっかけのひとつでもある浅見光彦シリーズ、読んでない作品が結構あるから、ひとつひとつ読破していこう。
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