2014年11月24日月曜日

『陰陽師 螢火ノ巻』夢枕獏

『陰陽師』シリーズの最新作。

特別面白いわけではないけれど、かといってつまらないわけでもない。水戸黄門と同じく、安心して付き合っていける作品だ。

今巻は、蘆屋道満の出番が割とあった。2,3作品。
あとがきに作者も書いているように、京の都以外で作品を進行させようとすれば、晴明と博雅を都から移動させる口実を与えなければならないが、道満であれば、どこに出現しても問題ないという理由からだそうだ。

夢枕獏の作品は、正直なところ陰陽師以外は読む気がしない。漫画もそうだ。
でも、陰陽師だけは、誰にでも無難に進めることの出来る作品なんじゃないかな、と思う。

1 件のコメント:

  1. 読む気がしないという感想から永遠にプロデビューできない感が伝わってきて微笑ましい

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