2014年11月26日水曜日

『読書の腕前』岡崎武志

参考に・・・なったのかなぁ。

「ベストセラーは十年後、二十年後に読んだほうがおもしろい」とか、古本屋との上手な付き合い方など、なるほどなぁと思うような記述はたくさんあった。でも、なんか読後感モヤモヤする。かゆいところに手が届かないというかなんというか。上手く説明できないけれど。

そういう読後感のなかで、個人的に一番気に入ったのは、本の中で引用されている中島らもの教養についての考え。

「『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』ということだ。それは一朝一夕にできることではない。働き蜂たちの最後の闘いは、膨大な時間との孤独な闘いである」

昔は、読書してればそれだけで幸せで、自分一人でいたところで寂しさを感じることなんてなかった。
でも、最近は、近くに誰かいて欲しいって感じるようになってしまって、それは、読書熱が冷めてきたっていうことなのかなぁと感じてしまった記述。

もっともっと、読書にのめり込めるような生活を送りたいなぁと感じた。
自分の目標である小説家に、少しでも近づけるように頑張りたい。

最後に、井上ひさしが述べたという指摘を紹介。

「行動成長になると『読者』が『消費者』になり、本を『消耗品』とかんがえる風潮が生まれる」そうだ。

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