2015年1月9日金曜日

(再読)『すべてがFになる』森博嗣

学部1年生の頃に初めて読んだ作品。
今持ってる本をすべてKindleで買おうと思ってる。で、最近買ったのがこの作品だ。『すべてがFになる』。

ドラマは観てないんだけど、観てない人間として批判すると、タイトルが『すべてがFになる』だったこと。
これは、作品の一つであって、シリーズの名前ではないし、もちろん、探偵の名前でもない。
インパクトがあるからタイトルに採用したんだろうけど、『すべてがFになる』以外の作品もドラマで作られただろうから、そのあたり、なんか違和感を感じてムズムズする。

最初に読んだ時と比べて、コンピュータ用語をきちんと理解できるようになってた自分に驚いた。前職での1年半のプログラミング経験も無駄ではなかったらしい。

10進法で1から10の数字を考えると、7が孤独だ。他のどの数とも互いに素だから。
一方、16進法を考えると、7は孤独ではなくなる。E、すなわち14があるから。16進法で孤独なのはBとD、つまり、11と13だ。
そういう感じの話が、この小説のキーワードになってる。

面白かった。
小休止して、『冷たい密室と博士たち』に進もう。

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