数年ぶりに読んだ。
やっぱり、知識を身につけると味方が全然違うんだなぁと感じる。
犀川や萌絵、喜多、ひいては森博嗣の思考回路が面白い。
与えられた問題をどうやって解くべきか、という姿勢の話になるけれど、出来るだけシンプルに、矛盾なく説明をしていくというその流れは、広く役に立つものなんじゃないかと思う。
事象が突飛であれば突飛であるほど、何かとんでもないことが起こったんじゃないかと考えがちだけれど、実は、そうでもなかったりする。素直に、筋が通るストーリーを構築できれば、それが正解だということが多い、というのが、この小説から受け取るべき教訓なのかもしれない。
たぶん、森博嗣はそんなこと全然考えてないんだろうけれど。
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