非常に柔らかいタッチで明智警視が警部だった頃の活躍を描く、『金田一少年の事件簿』のスピンオフ作品。
金田一とは違い、警察官が主人公だから、そういう点でも面白い。
「正義の姿 2~4」
南条さんの判断が誤りだったんじゃないか、というところで、容疑者が死亡して第1巻が終わってしまっていたから、非常に気になっていた。
殺人の容疑者になってしまい、自力で解決しようとする南条さんと、南条さんが犯人のわけがないと信じて、真犯人を見つけ出そうとする明智さん。
最終的にはやっぱり明智さんが事件を解決していく。
フィクションとはいえ、キレッキレだ。
南条さんみたいなタイプの人、好きだなぁとか思ってしまった。
「あこがれの警官」
明智警部の相棒、小林竜太郎があこがれている警官のお話。
長年交番勤務をしてきたゲンさんが、突然警官を辞めると言い出した。
きっかけは、交番の近くで事件が起こったから。
よくよく事情を確認すると、女性が襲われて悲鳴を上げたのに、ゲンさんは気づかなかったという。
それがきっかけで、ゲンさんは、自覚はないけど居眠りをしていたせいだと自分を責めている。
果たして真相は・・・?
ポリシーを持って生きている人は格好良いなぁと思ってしまうストーリーだ。
「引き裂かれた絆 1~2」
小林竜太郎が明智警部のパートナーを外される?
なんか凄腕の外国帰りの男とかが登場して、小林くんの代わりに明智さんの相棒になった。
それでも小林くんはなんとか明智さんに認めてもらおうとするけれど・・・
何だかんだで明智さんは、いけ好かない外国帰りよりも小林くんを頼りにしてる感じがして良い気分になる。
次巻には解決編が収録されるはずだから、事件の結末も楽しみだ。
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