松岡圭祐の新シリーズの2作目。
ネットワークを遮断してラインのメッセージを閲覧したら、その後ネットワークを復帰させても既読にはならない、
だとか、
数字回転式鍵付きのポストの開け方とか、
開封済の状態のドコモのメールを未開封に戻す方法とか、
色々と勉強になった。
ストーリーも非常に面白い。
痛々しい描写もたくさんあったけど、でも、今までの松岡圭祐のシリーズと比べて、普通の女の子が頑張ってる、っていう感じが非常に魅力的だと思う。
最後には死神の名前が判明して、今後、どうなっていくのかが気になった。このスピードなら、すぐに死神と対決、という感じもするけれど、そしたらシリーズの完結が目前、という感じだし。
明確な目的を持った主人公、というのも松岡圭祐の作品としては初めてのような気がする。
嘘をつくことに対して重く感じていないという玲奈。でも、なんとなく想像してたとおり、最後には授業参観に訪れたところが良かった。
まだ2作目だけど、準レギュラー的立ち位置のキャラクターをあっさりと殺したりしてることが気になった。
死なないことが約束されてる登場人物が戦いに巻き込まれても、ある種の安心感があってつまらない。死ぬかもしれない、っていうことを読者に伝えるためには、こういう展開は大切だ。
ただ、気になるのは、琴葉と、彼女のお姉さんとの関係だ。
さすがにこのままだと、救いがなさすぎる。
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