零崎人識と無桐伊織との関係を描いている今作。
零崎人識の死生観に共感した。
「誤解してんじゃねーだろ―な、伊織ちゃん――人は死ぬぜ、簡単に。生きてる奴が死ぬのは当たり前のことだ。」
きちんと、人が死ぬっていうことを意識しながら生きてる人は、たぶん生きにくいかもしれないけど、強いと思う。かくいう私も、割と生き死にの議論は好きだ。死に方は常に考えながら生きている。
哀川潤が言っていた。
「理不尽に生まれて意味不明に死んでいく」のが人間らしい。でも、どうせなら、死ぬことにくらい、意味を付加させたいなぁと思う。
家族を重んじる零崎一族。殺人鬼集団だけど、良いなぁと思った。
私自身は、家族を尊重したいって思ってるけど、少なくとも、選択できなかった方の家族、自分を産んでくれた親と、親を同じくする兄弟とは、残念ながら価値観が違いすぎて、それほどしっかりとした家族関係を結べなかったようにも思う。
自分で家族を作るときには、お互いに尊重し合える、価値を認め合える、そんな家族を作りたいなって思う。
零崎人識と無桐伊織との関係、素敵だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿